mahoutukaikunのブログ

対話、コミュニケーション、思考について研究中のみかんです。研究のきっかけとなったカルマの法則やカルマタロットの紹介もさせていただいています。 何気ないある日だったり、感じたことだったりを、気ままに更新できたらと思っています。 日常の呟きの中で、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。 どうぞよろしくお願いいたします。

答えは1つ ②

カルマタロットを行う上での基本中の基本は『前提を明確にしてからリーディングを始めること』になる。

この『前提を明確に』が、どれ程リーディングをする上で重要なのか?について、今回は前回の

自分の置かれている状況不明。
相手の状況も不明。
なぜこんな状況なのかも不明。

という状況の Lさんをリーディングをする立場(リーダー)がいるとして、例を書いてみたい。

Lさんが言う。
『現在のこれはどんな状況なのかを教えてください。』

まず、、第一に、これは?のこれ。は、何を指した、これ。なのかを明確にする必要がある。
例えば、セルフリーディングならば、Lさん自身のこれ。が明確な場合は問題ないけれど、
Lさんのこれ。と、リーダーのこれ。が違っていたら、Lさんの知りたい質問とは、違う質問の答えがカードに出てしまうことになる。

次に、どんな状況なのか?は、誰の立場で?を明確にする必要がある。
Lさんの立場でなのか?それとも、相手の立場でなのか?それとも、二人にとってなのか?
この前提の違いによって、カードのリーディングの仕方もずいぶん変わってくる。

また、例えば、
①『Lさんにとっての現在の状況を教えてください』
と、質問した場合は、
当たり前だけれども、
Lさん自身の、現在の自分の状況がカードとして現れる。
このときの対応カードの使用方法としては、Lさんは自分自身がこんな状況だと思っているかもしれませんが、、、もしかしたら(本カード)の状況かもしれませんよ?と考えたらよいかもしれない。
(Lさんを主人公としたカードが導かれる)

②『彼にとって現在の状況を教えてください。』と質問した場合は彼にとっての現在の状況になるので、対応カードの使用方法として、Lさんは、彼はこんな状況かもしれないと思っているかもしれませんが、、、もしかしたら(本カード)の状況かもしれませんよ?と考えたらよいかもしれない。
(彼を主人公としたカードが導かれる)



上記はLさんの文脈をそのまま扱ってみたので質問自体が曖昧な印象を受ける。

本来であれば
③『相手から連絡が来ない原因を教えてください。』
等の質問のほうが、カードは読みやすいかもしれない。
この場合の対応カードの使用方法については、Lさんは○○が原因だと思っているかもしれませんが、もしかしたら(本カード)が原因かもしれませんよ?と考えたらよいかもしれない。
(Lさんを主人公とした物語の原因のカードが導かれる)

同じようなことを質問しているつもりでも
①②③の質問を比べてみると、導かれるカードは、全く意味合いが違うことを理解いただけただろうか?

私なら、
③の質問から入り(事実確認?)

必要であれば、次のステップである
④『この状況を解決する最善策を教えてください』

などの質問を続けるかもしれない。

(ただし、③の質問だと、対応カードに解決策のヒントが描かれているので、④のプロセスは必要ない可能性もある。)



カルマタロットのリーディングの上達のコツとしては、前提を明確にして、カードが読みやすい質問をすること。。

これだと私は思っている。

答えは1つ

人生には、日々、選択?葛藤?をする機会が何度もある。

時間の単位で言えば、ご飯何食べよう?といった、一瞬一瞬の小さなものから、今後を左右するほどの大きなものまで、、
範囲で言えば、、自分だけに関するものから、他の人も深く関わってくるものまで、、
重大さで言えば、何度でもやり直しできるものから、2度とチャンスがないかもしれないものまで、、


自分がどんな前提(基準・ルール・規則性)で選択を決定するか?葛藤をしているか?
を考えたことがあるだろうか?


例えば、、
あなたに付き合って一ヶ月の(彼氏・彼女)がいるとする。出会って直ぐに意気投合し、特に問題なく付き合いが始まった。
付き合いは短いかもしれないけれど、あなたは相手のことを信用できる人だと思っている。
ある夜、(あなたにとっては)当たり前の、ライン(メール)のやり取りをして、終わったあと、
それを機に、突如として相手からの連絡が途絶えた。。
(連絡が取れなくなったとする)
はじめの一週間程度は、さほど深刻には考えていなかったけれど、、連絡が取れなくなって(来なくなってから)
2週間が経つ。
いくらなんでもおかしいかもしれない、、とあなたは思い始めてきた。。

よくよく思い返してみると、、連絡が取れなくなる前の相手の様子がいつもと少し違っていたようにも思える。。それから考えると、自分と全く関係ないところで、相手に何かしらの、問題が起こっている可能性もある。。。

ただ、、、ないとは思う(思いたい)けれど、、
ひょっとしたら、ただ、相手が連絡をしたくないだけかもしれない。。。

たまたま、忙しいだけなのかもしれないし、、、
連絡ツール(携帯?)に何かしらの問題が起こった可能性もある。。。
いや、、でも、、、、


というような具合に、
今、自分が置かれている状況は、不明。
相手の状況も、不明。
なぜこんな状況なのかの詳細も、不明。


、、として、あなたの思考はどんな方向へ進んでいくか?
どんな葛藤をするか?
一体どうするのか?

というような感じで考えてみていただいたらと思う。



これは、、

カルマ(不理解感情)とは、、
①人間関係上で、理解されていない発生感情

という、今までblogで書いていたものとは別の

②自分自身の発生感情が(無意識の抑圧により)理解できないもの
(本当の私は、こんな気持ちだったんだ)

を、理解するための、イベントの例として書かせていただいた。


簡単に答えをだせる人もいれば、なかなか答えが出せない人もいると思う。

私が、今までで最も葛藤したのは、状況は違うけれど、この自分自身の本当の気持ちについてだった。
誰かの発生感情を擦り合わせしたり、想像したり、理解しようと試みることよりも、
自分自身の本当の気持ちを知ることが最も難解だった。



あなたはどうしたいのか?



いつも心の中に答えはある。。。

数年前のお正月明けに、夢を見た。
普段、夢を見ることもないので(覚えていないのかもしれない)
今でもその映像を隅々まで鮮明に覚えている。

その夢とは、、通常、私が気軽に会う立場にない人と、どこかの店で待ち合わせをして、一緒にお茶をしている夢だった。。
しかもその人は、とてつもなく大きなグラスで、冷たい飲み物を、これまた大きくて長いストローで混ぜながら(笑顔で)飲んでいた。

朝、目覚めたとき、
『変な夢ー!』っと、一人笑ってしまった。
相手も、出てきた飲み物も、現実味が薄かったということが、変と思った理由かもしれない。。。


そして、それからさらに数年後、、、


私は(夢で)見覚えのある店の入り口を開け、店内に入った瞬間に(夢で)座っていた席があるであろう左側に、迷わずに視線を向け、(夢に)でてきた、とてつもなく大きなグラスで冷たい飲み物を大きくて長いストローで飲みながら、(夢と)同じ人が、扉から入ってきた私に、笑顔で応えるその映像?を眺めながら(確かめながら)席に着く。という出来事が起こった。


ロマンチックな話ではなく、カルマの法則を真剣に学びはじめたきっかけになった話だ。笑


このとき、私は
過去の未来(夢)が現在になった。


今度は、
現在の過去が未来になるのかもしれないし、

その次は、
未来の現在が過去になるのかもしれない。

と思っている。


過去の未来(夢)に感謝しながら、現在の過去を大事に、未来の現在を、もっとピカピカに磨いていきたい。

変身 4

前回の流れで、ネガティブキャンセルについて説明をする前に、もう少し、望む未来に対して、自分自身でどんなリスクを回避しているのか?をリーディングする方法について、前回の本カードが【力】対応カードが【魔術師】のカードを逆パターンにして、
書いてみたい。
(この、うまくいかない理由は重要な部分でもあるので、繰り返しのリーディングが有益であると判断させていただいた。)


D君は、お笑い芸人として活動をしている。
お笑い芸人といっても、事務所には所属しているけれど、生活は苦しいので、アルバイトを何個も掛け持ちしながら、芸を磨いているところだ。

ある年、誰でもがエントリーすることができて、最後の10組まで勝ち進めば、そのオーディションの様子がテレビ中継される大会が開催されることになった。
D君、いよいよ実力を発揮するときが来た!

しかしながら、、
一次オーディションの前日に、まさかのインフルエンザで寝込んでしまい、一躍有名になれたかもしれない大チャンスを、スタートの段階で逃してしまう。。。


さて、、、この状況をカルマタロットでリーディングしてみたい。

本カードが【魔術師】
対応カードが【力】

なので、
D君は【力】のカードから、ライオン(猛獣である自分)が、女性(インフルエンザ)のために、自由に動くことができず、苦しい状態。(強く、実力のある自分が、病気により、抑え込まれている)と、考えているのかもしれませんが、

本当は、こんな状況かもしれませんよ?の、
【魔術師】のカードからは、
誰もが平等であり、観客も揃っていて、最高の舞台で、自分の魔術(お笑い)を、披露するのを躊躇った様子が窺える。

もしも観客の反応が鈍かったら?
喋りがうまくいかなかったら?
D君は、いよいよチャンスがきた!という気持ちと一緒に、隠れた不安もあったのかもしれない。

つまりは、カッコ悪い自分を避けるため、、舞台に上がる前にリスク回避したかもしれませんよ?ということが描かれている。。


ついでに書くと、、
このD君、
例えば今回は、舞台に上がることさえもできない理由がインフルエンだったけれど、
ありとあらゆる理由で、チャンスの舞台を自分で回避してきた?可能性がある。
それは、あるときは、天候であったり、あるときは、日時を間違えるというミスであったり、、あるときは、バスが遅れるというアクシデントだったり、、、、と、
もし、万が一カッコ悪い?結末になる可能性があれば(潜在意識が)いち早く、リスクをキャッチして回避している可能性がある。(○○だったから仕方ない。という、自分にとって舞台に上がれなかった理由がカッコ悪くないようにも設定がなっているかもしれない)

さて、、望んでいるのに、自分で回避していてはチャンスを掴めないので、ここでネガティブキャンセルを
投入してみたい。

ネガティブキャンセルとは、、
目的、目指す立場、目標へ向かう過程や、それが叶った場合に、考えられるネガティブな要因をひとつずつネガティブではない状態に前提を変更することを言う。

例えば、
今回の、カッコ悪い自分になる可能性がある舞台に上がることを回避した件にネガティブキャンセルをかけるとすると、
舞台に上がれない自分を最もカッコ悪い設定に(前提)に変更すればよいと思う。
最もカッコ悪いのだから、なんとしてもそれは回避したい。
さて、、、どう前提を変更したらよいか?
ここで、擦り合わせを使う。
このblogで何度も登場してきた【正義】のAさん。
最終決着の裁判の日に、判決に自信がなく、会場の皆に文句を言われるのも苦しいという理由で、欠席したとしたらどうだろう?

もしくは、これまた何度も登場してきた【戦車】のB君。いよいよの戦いの場所で、身を守るため、岩山に隠れて敵の様子を伺っていたとしたらどうだろう?

なんだか、カッコ悪い。。。

と、いうことは、舞台に上がること。
それだけでも、誰もが簡単にできることではないことがわかる。


舞台に上がろうと挑戦すること。
それだけでカッコいいと私は思う。

変身 3

今日は、カルマタロットのリーディングを展開しながら、、なぜ努力しているのにうまくいかないのか?
についての、一例を書いてみたい。

何店舗か展開しているセレクトショップの中の1店舗で店長として働いているZさん。(女性)
毎日、毎日、目の廻るような忙しさの甲斐があって、売上も好調で、今度こそは昇進か?と、密かに期待をしていた。
ところが、昇進どころか、店長交替を言い渡されたらしい。
Zさんは納得が行かない。

このZさんの状況を、カルマタロットで覗いてみたい。。。

本カードを【力】
対応カードを【魔術師】として、リーディングを進めていきたい。

簡単にカードを説明すると【魔術師】のカードは、魔術師が観客の前で魔術を披露している画。【力】のカードは女性がライオンと至近距離で向きあっている画。が描かれている。

現在、Zさんにとっては、【魔術師】の状態だと思っているのかもしれませんが、本当は【力】の状態の可能性がありますよ?
と、前提を疑うところからスタートする。


まずは、Zさんの考える現在の状況である【魔術師】について、タロットCUBEの図で見ると、魔術師が成長した姿が法王ということになっている。
つまり、魔術師は、法王を目指して、日々、修行に励んでいる様子が現れている。
実は、この魔術師のカードには姿は描かれてないけれど、神様が、空(上の立場)から、魔術師の力を試している(見守っている)ということでもあるので、Zさんは、法王(昇進)を目指し、観客(お客様)へ魔術(サービス)を提供し、満足してもらえるように、頑張っているところを、神様(会社)から、試されているところだということになる。


次に、本当はこんな状態である可能性がありますよ?の【力】のカードを掘り下げる。
優しそうな女性がライオンと、至近距離で向き合っているこの状態を、女性側の視点から見ていきたい。
誰もが恐れるであろう猛獣を制御しているということは、周りからすると、とても価値のあることであり、羨ましい状態でもある。当然、猛獣を従えるということは、女性にとってもそれは武器のひとつにもなる。
しかし、この女性、、、余裕には見えても、内心、非常にこの猛獣を恐れている可能性もある。
もしも、この猛獣が、本気をだせば、女性などひとたまりもないからだ、、、。

さて、この恐れ。の状態が、ネガティブなイベントを起こすきっかけとなったことは気づいていただけただろうか?

Zさんは、昇進を望みながら、実は、その状態を(潜在意識の中では)非常に恐れていた可能性がある。
(例えば、昇進をすることによる周りからの嫉妬や、さらに多忙を極めるであろうリスクを避けたということ。)
つまり、昇進を望みながらも昇進する事態になることを避けたのは、Zさん自身ということになる。

驚くべき事実だけれど、、これは、(顕在意識は、、)
○○の状態を望んでいるのに、
どうしても無理。
なぜ、できないんだろう?
なぜ、いつも失敗に終わるんだろう?
など、自分が本当に欲しているのに、繰り返し、繰り返し、挑戦しても、手に入らない状況、状態は、、
実は、(潜在意識の中で)自分がその状態を手に入れたときや、成功した際のリスクを避けているのがしれませんよ?
という、カルマの法則のひとつがカードに現れている状態と言える。

ちなみに、カードすべてに、(どんな状態のリスクを避けているのか?)が現れているのだけれど、、
この【力】のカードから、今回避けたリスクを読むとすると、Zさんは、猛獣(昇進)という、非常に手強い相手と、向き合うことを避けた。ということになるかもしれない。つまり、昇進の状態を、Zさん自身が、すべてを受け入れているように見えて、本当は非常に恐れていた。ということなのかもしれない。(隠した恐怖)

リスクを避けているうちは、望む未来へは進めない。
リスクを恐れるあまり、、
自分で、自分の道を阻んでしまう。。。

しかし、このリスクを避けていることが、自分自身で理解できたら、、次の展開としては、ネガティブキャンセルを試みる。という手がある。


ネガティブキャンセルとは??
次回はそれについて書いてみたい。

変身の合間に、、

カルマタロットで、変身を体験できたとしたら?

現在の状況から遡って、過去の状況も予測、想像してみることにより、
↓↓↓↓↓

なぜ、現状、そうなっているのか?
なぜ、相手の前提が、そうなのか?
なぜ、そんな行動、言動なのか?

などの謎が解ける可能性がある。

例えば、
先の回で書いた、夫婦関係にある、AさんとB君の
まずは、Aさんのカード【正義】で、過去を予測、創造(想像)してみたい。

正義の女性は、剣と秤を手に、判断を下さなければいけない。

想像してみて欲しい。
自分の下した判断で、繋がっている鎖(関係・縁)が、切れるかもしれないということを。。。
物事の善悪が決定されることを。。。

秤は、本当に正しいのか?
秤が、どちらかに少しも傾きがない場合はどうやって判断するのか?

常に心に迷いが発生しているのではないだろうか?

そして、、おそらく、判断に失敗したこともある。
判断に失敗していなくても、誰かが傷つくことを避けられないこともある。

そのときは、傷ついた誰かの鉾は正義の女性に向けられる。
正義の女性は戦士のように鎧はつけていない。
誰かの鉾は正義の女性の身体と心を、そのまま、貫く。

心の奥のざらりとした石が判断の度に疼く。
そして、余計に、迷い、葛藤する。


次に、B君のカード【戦車】で、過去を予測、創造(想像)してみたい。(今回は混乱を避けるため、スフィンクスの立場は省略して戦士だけに注目する)

戦車と言うことは、戦地へ行くことが目的であり、戦うことが大前提にある。

想像してみてほしい。
戦地に喜んで向かう戦士がいるだろうか?
城でいれば、安全なのに、、、。

なぜ?戦士は戦地に向かう覚悟をしたのか?

戦士は守るべき城があり、街がある。(家・家族)

戦士は、自分のために戦っている訳ではない。

誰だって、戦地に行くのは避けたい。

ただ、自分が戦うことで、城を、街を(家・家族)を守れるならば、、行くしかない。という気持ちで向かったのでは???



お互いの過去の状況を知れば、、現在の状況の前提も見えてくる。

そして、、もしも、正義の女性なら?戦士なら?
お互いにどうして欲しいのか?
を考えてみるとよいかもしれない。


例えば、、
正義の女性にとって、戦士が味方になってくれたら?他のどんな味方よりも考えただけで心強い。
心の奥のざらりとした石も疼かない。
それに、戦士は、飛び道具の?槍も手に持ってるので、遠方からも、敵をやっつけられる。


戦士にとって、正義の女性だけが、自分の鎧の下に隠した身体の傷や心の傷に気づいてくれる相手でもある。
それは、正義の女性が、傷つきながら、磨いてきた繊細な感覚を持っているからかもしれない。
戦士も、癒しが欲しい。。。


今回は、過去に遡ってリーディングしてみたけれど、
未来を予測する?リーディングの方法についても、機会を見つけて書きたいと思っている。

変身 2

今回は会社勤めをしているC君の話で変身の魔法について、さらに詳しく説明していきたい。

C君は、以前は営業部のリーダーとして配属されていて、そこで活躍したことから、現在は、企画部に転属となり、数人でプロジェクトを任されている。

しかし、何故だか最近、そのチーム内の数人と仲がギクシャクしている。。。
C君には、さっぱり理由が分からない。

ここで、カルマタロットの登場だ。

質問は
【現在、チームの皆のC君に対する気持ちを教えてください。】
とする。

本カードが、女帝。
対応カードが、法王。
で展開してみる。

リーディングの進め方としては、
C君は法王のカードのつもりですが、
チームの皆からしたら、C君を女帝のように感じています。
となる。

カードを簡単に説明すると、女帝のカードは、美しく着飾った女帝が優雅に椅子に座っている画。
法王のカードは、威厳のある法王が、司祭へ向けて教えを説いている画。が描かれている。

ここから、リーディングすると、
C君からすると、法王のような気持ちで、司祭(チームの皆)に、威厳を持ち、高い意識で、誠意を持って対応(指示)していることが読み取れる。

しかし、チームの皆からすると、わがままな女帝(C君)に振り回される召し使いのような気持ち。世間知らずな女帝の相手をするのは大変で疲れる。ということになるのかもしれない。

ここで、C君からチームの皆への気持ちである、法王のカードを掘り下げてみたい。
C君は、営業部では、周りからの評価も高く、不動のリーダーとして活躍していたかもしれない。
けれど、まずは、企画部では(何も分かっていない)新入りであることを、自覚する必要がある。
それを、自らを、法王のように振る舞っては、チームの皆からしたら、?????となる。
法王のカードには、法王の背景がグレーに反転している。つまり、前提が分からない。ということになるのだけれど、法王自らが、前提を見失ってはいけない。。

女帝のカードには、立ち位置を見失ってませんか?ポジションを勘違いしてませんか?という意味もあるので、C君は、以前の営業部では、法王の立場だったかもしれないけれど、現在の企画部での自分の立場を、よくよく考え直す必要があるかもしれない。

ということになる。

C君は、営業部から転属になったので、ポジションが移ったタイミングが、まだ分かりやすいかもしれないけれど、、このカードで起こる様々な問題は、なかなか自分で気づくのは難しい課題かもしれない。



せっかくなのでカードについてもう少し書いてみたい。
法王のカードには、法王、司祭、(それを眺める)観客。が登場する。
このC君は、現在、法王の立場で登場しているけれど、カルマの法則からすると(誰かに発生させた、あなたが理解していない感情を理解させられる出来事が起こる。)次のターンは、司祭で登場し、さらに次のターンは観客で登場する。という可能性もある。
カードには、ポジティブ、ネガティブ、両方の意味があり、この法王のカードで言えば、3人の登場人物×ポジティブ、ネガティブの、6パターンの気持ちを理解する必要がありますよ。ということが言える。

○がポジティブバージョン。×がネガティブバージョンとして、参考までに書いてみると

法王○『私を信じる司祭達よ。尊い存在だ。成長を見守りたい。』
法王×『私を誰だと考えている。私は法王だ。』
司祭○『素晴らしい法王よ。あなたに仕えることができて幸せです。』
司祭×『この人はなぜ、いつもこんなに偉そうなんだろう、、。意味が分からない。』
観客○『私もあの人に仕えたい。羨ましい。』
観客×『あの指示をしている人は偉いひとなのかもしれないけれど、なんか一方的だなぁ、、、。』

法王自身だけの気持ちを考えるよりは、すべての登場人物の気持ちを考えた時の方が、何かしらの気づきは大きいかもしれないので、一部を例として書いてみたけれど、これはすべての登場人物の気持ちを自分自身で考えることに意味があるということを追記しておく。


次も変身シリーズで書いてみたいと思っている。