mahoutukaikunのブログ

対話、コミュニケーション、思考について研究中のみかんです。研究のきっかけとなったカルマの法則やカルマタロットの紹介もさせていただいています。 何気ないある日だったり、感じたことだったりを、気ままに更新できたらと思っています。 日常の呟きの中で、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。 どうぞよろしくお願いいたします。

次がある?

父の死で、、当たり前に「次」があると思っていた自分の甘さを再認識しました。

毎日のサイクルの中で、、

今、あるものが明日には無くなるかもしれなく、

今日の状態は、明日には変化しているかもしれなく、

今日、開いた扉は(チャンスは)、扉さえ見つけられないかもしれない、、、


こんなことが、当たり前に起こり得る可能性を、
どこか、他人事のように、、考えていたように思います。


もしも、、あのとき、あの時間が、父との最後の会話だと分かっていれば、、、
もしも、、、父と過ごせるのが、もう何日もないことを分かっていれば、、
もしも、、父がもう2度と生きて家に帰ってこれないことが分かっていれば、、、



家族も、、友人も、、
そんな風に、考えたかもしれないし、、
今、まだ、、考え続けているかもしれません。



しかし、、現実は、、
明日のことは、誰にも分からないし、
どうやっても、時間を巻き戻すことはできません。


それならば、
「こんなことならば、、、、ああしていれば、、こうしていれば、、、」
と自分自身に、言い訳しなくていいように、
毎日、毎時間、一瞬一瞬を
後悔しない選択をするしかないと思うのです。


私の父は、持病の肝臓病に、さらに難病などを抱え、長い間闘病生活をしていて、入退院は繰り返していましたが、驚くような生命力で、しんどさを周りに感じさせることなく、通常生活を送っていました。


私自身、数年前から、覚悟はしていたつもりとはいえ、最後の緊急入院時も、、またきっといつものように、回復して戻ってくると信じていたのです。

しかし、、、そろそろ退院と喜んでいた矢先、父は、何が起こったのか、、、気づいたときには、病院で散歩中に、座って休憩していたであろう椅子で、すでに心肺停止状態だったと聞きました。

病院から連絡をもらったときには、すでに心肺停止状態だったため、、、
家族の誰も父の最後に立ち会うことができませんでした。

後から発見されたときの時間を聞くと、、その日の昼すぎ、操作していたスマホが、突如、画面が真っ黒になって全く機能しなくなり、再起動を3回かけた時があったのですが、、おそらくその時間帯だったのではないかと思っています。

どんなに覚悟をしていたつもりでも、、父の葬儀で最後の最後、、、棺桶のふたをする時に、、これが、形ある父との最後の対面なんだと事実を突き付けられた気がしました。

形あるものに拘るべきではありませんよ。形はなくともいつもあなた方のことをお父様は見守っているのですから。という、お坊さんの説法を何度聞いても、
、いつものように父を呼びかけ、「んー?」と返事を返してもらえたら、、と、繰り返し、繰り返し、繰り返し願わずにはいられませんでした。


世界的に有名な本、
星の王子さまの冒頭でも、、
「大切なものは目に見えない」
とあります。。

私自身、、そういう繊細な部分こそを大事にしてきたつもりでいましたが、、
それでも、人間は、、
目に見えるものも、求めてしまうものなんだと、、身をもって、家族の死という出来事から体験させられました。



だからこそ、、
一瞬、一瞬を、後悔しないように大事にしながら、
言葉で、行動で、大事な人達に伝えていけたらと思うのです。



そして、、
これを読んでくれているあなたにとって、後悔しない生き方のお手伝いができますように、、

と願います。

対話が怖い

実は、、以前の私は、
対話時
相手の話題に対するリアクションはズレまくり。
言葉遣いのセンスゼロ。
話を聞いているようで、勝手に相手の言葉を自分の辞書に書き換えて、意味を自分流に翻訳。
(相手の感情とズレた意味で会話の意味を介錯。)
という、、ある意味で最強で最凶の対話を日々周りに
撒き散らし続けていました。

ちなみに、最も救い難かったのは、、
自分が最凶の対話をしていることに、これっぽっちも気づいてなかった、、。ところではないでしょうか。。

では、現在の私が対話が上手か?というと、、甚だ疑問でもあるのですが、、
対話について、、
長期間に渡り葛藤した結果、相手の話を聞くことに全力を尽くすことが、『相手を不快にさせない』で対話を続ける鍵ではないかと気づいたのです。

つまり、、相手が話をしている時が、今後の関係を築く上での大きなチャンスでもあると思うのです。


聞き上手になれ。(質問上手になれ!)というような、自己啓発、ビジネス、恋愛指南本等が、、
「相手に気持ちよく話をしてもらう」のが目的としているのに対して、
「相手を不快にさせないで対話を継続させる。」は、それよりもさらに、前段階&ハードルを下げた段階の話になります。
しかし、、ある意味で小手先の技術ではないため、即席では身に付きにくいという側面も持ちます。


第1に、相手が話していることを、自分の都合の良いように翻訳しない(解釈しない)

相手の話を、聞いているようで、聞いていなかったり、、(BGMのように頭に流れているだけ)
部分的に自分の都合のよい箇所だけ、つまみ食いしているような状態であることに、まず自分自身で気づくことが重要と思われます。
(自分の無知を認識し、常に素直な気持ちで話を聞くこと。)


第2に、とにかく相手の話を否定しない(自分の価値観を押し付けない)

相手が話している内容に対して、
そうなんですかー!そうそう、それでいうと○○○は楽しいですよね。私、好きなんですよ。知ってます?などと、自分の話にすり替えたり
(もはや、相手の話を聞いていない。)
相手が誰かに対して、怒り狂っているところに、
冷静に「それは物理的に仕方ないやんね?」「それはあなたが悪いと思うよ。気を付けたほうがいいよ。」
(気を付けるのは自分の方、、。)
など、自分の意見や価値を押し付けては、相手は話す気力さえ無くすでしょう、、。
(気を付けるべきは、、押し付けているつもりは本人にはさらさらないところです。。おおよそは、よかれと思ってやってしまっていると思われます。)



こんなの当たり前やん!
と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、世の中には上には上がいて、下の立場から上の立場は、見えにくいので、十分な注意が必要と思われます。


あなたから見て?感じて?常に楽しい会話ができる相手には、、
特に、、、、
第1 を、自分自身に疑ってみるべきかもしれません。




あなたに、自分の話を一生懸命に伝えようとする人。
あなたの話を、一生懸命に聞こうとする人。

あなたは、、
どちらに好意を抱きますか?


ちなみに、、もし対話相手が
好きな人や、営業先である場合は、

相手のアッピール!している部分を全暗記する気概で!!

もしかしたら、、、
相手があなたに本当は何を望んでいるか、、読める可能性があります、、、。

恋愛塾 番外編 2

前回、女性目線での理想である(と私が思っている)

『誰か、私をどこかへ連れ去って!』
『俺に任せろ。と言って欲しい』
『守ってあげる。と言って欲しい』

について、満載で書かれている歌を、紹介させていただきましたが、今回は、男性目線での理想なのでは?
と思う歌を紹介させていただきます。


B'z
『孤独のランナウェイ』
途中、、少し省略させていただいています

全体的な雰囲気を感じていただければ、、、。
↓↓↓

JUST A RUNAWAY 止めないでよ
後悔は少なめの MY LIFE
雨上がりの明け方 とっくにお前は消えていた
電話もよこさないで
大好きだった女 飲み仲間 順調だった仕事まで
何もかもほったらかし
何が嫌だったの 金なの? マンネリなの?
今頃 お前はどこかで叫んでる like this!


物を置かない主義のお前の部屋に残されていた
サボテンが街を笑い
いい迷惑だと 皆呆れ返った後
また普段の 暮らしを続けてる
何が大事だったの 出ていったやつの
口癖だけが 目の裏で踊る like this!


愛を殴ってみよう 義理を蹴飛ばしてみよう
傷ついて 憎まれてもいいから
孤独の RUNAWAY
本当は誰もが愛人探しに出掛けたがってる
もう戻る気はないよ いろんなものを
無くしちゃったかもしれないけど I'm alright


孤独のrunaway 本当は誰もが
平和に見える毎日を壊したがってる
もしも、あなたの心が身軽なものなら
そこに長居は無用さ baby
here we go!




この歌、、
女性の『どこかへ私を連れ去って』
とある意味で対局。ある意味で同一の理想。である男性の『何の縛りもない。自由な世界へ行ってしまいたい』
の世界を歌っていると思われます。

大好きな女性や、愚痴を言い合う友人や、責任ある仕事も全部ほったらかして、自由にどこへでも行きたい。

この、一人で、空を自由に飛ぶような感覚や、

歌詞の中にある
「本当は誰もが愛人探しに出掛けたがってる」
(愛人とは、現在の生活とは違う、もうひとつの生活。人生。という意味合いと解釈し、今の平凡(に思える)自分とは違う、(本当はもっともっと可能性のある)自分をみつけに行きたい。)
のような変身願望を、うまく表現している歌ではございませんか?

個人的には、、最後の部分である、、

「もう戻る気はないよ
いろんなものを
無くしちゃったかもしれないけど
I'm all right !」

の部分に魅力を感じます。。。
(新しい世界(人生)にとびきりの価値を見つけてしまったんだ!!的な、、、。)


もちろん、縛られたくない女性もいるでしょうし、、男性の方にもそれぞれ個人差はあると思いますが、、
女性は、私をあなただけの世界に連れ去って!私のすべてを守って、、と心のどこかで夢見て、
男性は、全ての責任からハズレて身軽になりたい!何の縛りもない自由な世界に行きたい、、と心のどこかで夢見る。


これが、、そもそも男女間のすれ違いの大前提ではないのかな?と私は考えています。


まずは、、危険な世界から私を守って!と望む女性と、危険を顧みず冒険し続けたい!と望む男性を念頭に置きつつ、、、
コミュニケーションを試みることで、
よくあるパターン、、
「言ってる?やってることの?意味がわかりません!」
という状況に陥ることを避けることができるかもしれません。


実際に世界の何処かへ連れ去ることができなくても、、、冒険し続ける相手を待ち続けなくても、、相手を満足させることができる唯一の方法、、

それが 対話 だと思うのです。

『言葉選び』これこそが、モテへの鍵ではないでしょうか、、、。

恋愛塾 番外編

前回、モテる男性。
なるフレーズがありましたが、、、

つい最近、サラリーマン、オフィスレディーの皆さんと大勢で飲みに行く機会があり、そこで、
「女性はどんな風に口説かれたら嬉しいの?」
「女性はどんな風に誘われたら、嫌じゃないの?」
という話題になり、私は、周りの皆さんの盛り上がりを横目に、、
その会話から、、
以前『モテとは?』の勉強会?研究?という名の飲みの席で、、参加者の男性の記憶に『モテ』を強く刷り込むため、、私自身で『モテる』男性の役をしつこく何時間も演じたことを、思い出していました。。。
(私は女性です、、、。)


そして、、この最近の会社勤めの皆さんとの飲みの後、カラオケで、私がしつこく何時間も演じ続けた『モテる』男性像を、そのまま表現している歌をみつけてしまいましたので、ご紹介したいと思います。
もしよろしければ、ご参照ください。



私の演じた男性像の歌がこちらとなります
↓↓↓

COMPLEX
『恋をとめないで』
(若干古く申し訳ございません。)


この歌、歌い出しが、、、

『夜のデイトは危険過ぎるからなんて
だからどうした
お前の気持ちだろ
そのドアを力一杯閉めれば済むことさ
いつまで少女でいる気なのさ』

中盤が

『お嬢さんのつもりが臆病になってるだけ
部屋にこもって夢見るのかい
家の前で待ってるよ
誰が引き留めても
土曜の夜さ
連れ出してあげる』

クライマックス

『どんなことからも守ってあげるから
Don't stop my love
恋を止めないで
気持ち揺れるまま
俺に任せて』


自己責任度MAX!且つ、全てを受けとめるぜぃ!→(連れ出してやるぜぃ!と歌っていらっしゃるのを聞きましたので。。)
という気概を感じる歌でございませんか?


この歌、歌い始まりの
『だからどうした』
に、全てが集約されるといっても過言ではないかもしれません。

この言葉自体は、少々乱暴な表現ではありますが、、
女性が求めているのは、この強引さだと思うのです。

なぜなら、、女性も「言い訳」がしたいから。。

『強引に誘われて断れなかったから、、。』
など、言って(自慢して)みたいのであります。


中盤にくる、、
『連れ出してあげる』(連れ出してやるぜぃ!)

(私の周りの)世の女性は、独自の(根拠のない)リサーチ結果から
『誰か私を何処かへ連れ去って!!』
という、願望を誰しも待っています。

よって、「連れだしてやるぜぃ!」という台詞は、シンデレラ物語でいえば王子様が迎えにきた。くらいの勢いかもしれません。

そしてそして、、被せて、被せて、最後にさらに被せるのが、、、

『気持ち揺れるまま 俺に任せて』


、、、、お断りできる女性がいるでしょうか?
(おおよそ)いないでしょう。(多分、、、。)




自己責任で、、応用していただけたらと思います。




今回は以上です。

恋愛塾 その4

加筆しました。

前回に引き続き、メールの内容を掘り下げながら、それぞれのメールの違いについてを解説したいと思います。

まずは、復習としてZさんが送ったすべてのメールを順番に並べます。


【明日はどこどこに11時半集合で。楽しみにしてます。】

【明日は家を朝の○時頃に出発して、
何駅○時発 何駅○時着の新幹線で行こうと思っています。
予定どおり、11時半にどこどこに待ち合わせで大丈夫ですか?
帰りは19時頃の新幹線に乗ろうと思っているので、もし、観光とか一緒にできたら嬉しいです。】


【明日は家を何時頃に出発して
何駅○時発、何駅○時着の新幹線で行こうと思っています。
予定どおり、11時半にどこどこに待ち合わせで大丈夫ですか?
それから、帰りは、19時くらいまでなら何時でも私は大丈夫です】


前回からの続きとして、はじめに書くと、
①と②の③の決定的な違いは
『自己責任のレベルの違い』
これになります。


自己責任のレベルとは、、自己責任にしている対象の範囲や、強度、等を言います。

つまり、自己責任にしている対象の範囲が広く、対象への自己責任の強度がつよいほど、相手は責任が軽いので気楽である。とも言えます。


では、ここで、、
送った側をZさん。受け取った側をX君として、
お互いの気持ちを想像しながら(擦り合わせしながら)
もう一度3つのメールを読み比べていただきたいと思います。


【明日はどこどこに11時半集合で。楽しみにしています。】


【明日は家を朝の○時頃に出発して、
何駅○時発 何駅○時着の新幹線で行こうと思っています。
予定どおり、11時半にどこどこに待ち合わせで大丈夫ですか?
帰りは19時頃の新幹線に乗ろうと思っているので、もし、観光とか一緒にできたら嬉しいです。】


【明日は家を何時頃に出発して
何駅○時発、何駅○時着の新幹線で行こうと思っています。
予定どおり、11時半にどこどこに待ち合わせで大丈夫ですか?
それから、帰りは、19時くらいまでなら何時でも私は大丈夫です。】


この3つのメールを以前書いた円陣で例えながら、、解説をしてみたいと思います。

円陣とは、、、私の高校時代の部活のメニューの名前です。部員全員で、練習の一番最後に、手を繋いで円陣を組み、スクワットを50回連続でやり遂げるという練習メニューですが、入部したばかりの1年生は一人で50回をこなすことが難しいため、2年生に腕を引っ張りあげてもらって、なんとか乗りきることができるようになっていきます。
このときの2年生は、自分だけなら問題なくこなせる円陣が、1年生をカバーしながらの、スクワットなので、非常に負担が大きく、厳しい状況に追い込まれます。
しかし、1年生は、自分のことに必死なので、2年生のしんどさには気づくことができません。
また、円陣には責任のルールが明確にあり、1年生が立ち上がれなかったり、タイミングがズレて円陣を崩した場合でも、1年生には責任はなく、その円陣を崩した1年生と手を繋いでいる2年生が責任を背負うことになっていました。1年生は失敗したら自分ではなく、2年生が責任を背負うことが分かっているので、余計に体が固くなってしまうのです。
また、3年生は円陣全体の責任を背負っていて、万が一、円陣が何回か崩れた場合は、別途追加メニューの指示等が課せられます。


(説明にあたり、ZさんとX君という呼び名もややこしく感じたので、、
ゆうこさんと、けんじ君。という呼び方にに変更します。)


↓↓
①のメールは、
《ゆうこさんは1年生。入部したばかり。
けんじ君は2年生。何もわかっていない1年生を引っ張りあげる役割》
強くて、練習もキツそうなことを分かっていながら、入部することを決意した1年生が(モテモテのけんじ君をゆうこさんがデートに誘う)
訳も分からず2年生に引っ張りあげてもらう(けんじ君の負担にも気づかず、ゆうこさんは自分のことに精一杯)
という状態。


順番が逆となりますが、
③のメールは
《ゆうこさんは2年生。自分と1年生に責任を持っています。けんじ君は1年生。自分が失敗したら、2年生に影響があることが分かっています。》
けんじ君が一緒にいる気があるのであれば、私は19時までなら大丈夫です。
さあ、、どうしますか?(円陣に入りますか?入りませんか?)
という状態。

次に②のメールは、
《ゆうこさんは3年生。けんじ君は1年生の役割》
実は、円陣を組むときに、入部したばかりの1年生からすると、3年生は、一見、最も楽そうに見えたりします。
入部間もない自分達は不安定だし、1年生を必死の形相で引っ張りあげているのは2年生だからです。
しかし1年生と2年生の強烈な反動を、体に受けて、体で吸収し、円陣全体のバランスを取っているのは3年生なのです。(通常なら、前に吹っ飛ぶくらいの衝撃)
その大変さが周りから解りづらいのは、3年生は鍛え上げた身体と精神力から、円陣を意図も簡単にこなしているように見えるから。という理由があります。

ちなみに、(失敗するのを恐れて、、2年生の先輩たちの様子を伺いながら)1年生が恐る恐る円陣の中に入ろうとするときに、(余裕があり、ゆったり構えているように見える)3年生は目が合えば常にニコッと笑顔で応えてくれます。
そうすると、1年生は、その円陣に参加する。失敗しても円陣に何度でも挑戦する。それがカッコいいように思えてくるから不思議です。

さて、、けんじ君は、ゆうこさんのリクエスト「観光とか一緒にできたら嬉しいです。」に、応えない場合と、応えた場合と、どちらがカッコよく感じるでしょうか?




ここで、、、(ゆうこさんの)自己責任のレベルの違いが、相手の側(けんじ君側)からして、、どの程度、感じかたに違いがあるか?についても解説したいと思います。


②は
けんじ君は、前日まで、スケジュールが決まってなくても、当日のギリギリになって、夜ご飯まで一緒にいられそうなことを、ゆうこさんに伝えることも可能だし(けんじ君の都合に関係なく、ゆうこさんは、帰りの新幹線は19時頃に乗ろうと思っているのだから)
もしも、けんじ君が4時に行くところがあった場合に、一旦そこで別れたとしても、早く終わったらまた、連絡するよ。タイミングがあえば、夜ご飯も一緒に食べよう。ということも可能かもしれません。

③だと、
けんじ君は、自分の都合でゆうこさんのスケジュールが変わってくるので、事前にスケジュールをハッキリさせないといけなくなるし、、もし、4時に行くところがあった場合、その予定は早く終わるかもしれなくとも、長引いて待たせたあげく、結局そのまま会えなかった。などという事態に陥り、ゆうこさんを振り回すようなことはできないことから、そんな場合は『4時で解散にしよう。』という安全策をとる可能性が高いかもしれません。


つまり、、けんじ君は、③のメールだと失敗したらカッコ悪いのですが、②のメールだと、失敗がない。一緒にいることがカッコいい。ので期待に応えたい感があります。




ゆうこさんとデートをすることや、ゆうこさんと一緒にいることで、けんじ君はカッコ良くいられるか?
これが、次のチャンスに繋がります。


通常は、デートの際に、自分が大事にされているか?気分がよいか?カッコいいか?好かれているか?
気に入ってもらえたのか?
などが気になるかもしれません。

しかし、相手がどれ程、気分が良くデートができたか?自分といることで相手はカッコよかったか?
(大事にされている感はあったか?)
が大事です。

カッコ良いか?(大事にされているか?)の重点は、自分ではなく、相手側に置く必要があります。


それには、相手の失敗を失敗にしないこと。
失敗と思わせないこと。
が大事です。

恋愛塾 その3

今回は、その2の続編として、
メール内容について、例をあげて、なぜそのことを書く必要があるのか?書いたほうがよいのか?
なぜ、その言い回しなのか?について、
解説してみたいと思います。


まずは、
Zさんが送った②のメール
【明日は家を朝の○時頃に出発して、
何駅○時発 何駅○時着の新幹線で行こうと思っています。
予定通り、11時半にどこどこで待ち合わせで大丈夫ですか?
帰りは7時の新幹線に乗ろうと思っているので、もし、一緒に観光とかできたら嬉しいです。】

について、解説したいと思います。

Zさんが、
「家を朝の○時頃に出発で
何駅○時発、何駅○時着の新幹線に乗る」
と書いたのは、簡単に言うと、

明日、もし、万が一の事が起こった場合に有益な情報であるため。
身動きができない時間を伝えるため。
家からZ君の住んでいる場所までのおおよその時間を伝えるため。
等の理由があげられます。

情報とは、未来的にありがたい。欲しい。重要。持っていてよかった。と思えるものほど価値があります。

明日、X君に急用ができて、30分待ち合わせをズラしたい場合、このメールがあれば、もう、家から出発しているのか?新幹線に乗る前なのか?乗った後なのか?あと、どのくらいで着くのか?
などが一目瞭然に分かるので、変更を伝える時も、
いちいち、今、どこ?新幹線に乗った?乗ってない?何駅くらいにいる?何時頃にこっちに着く?
などの質問を省略でき、相手の面倒を減らすこともできます。


次に
「予定通り、11時半にどこどこで待ち合わせで大丈夫ですか?」
については、、現時点でX君のスケジュールに何かが追加されていて、、無理をしたらいけるけど、実はあと、30分遅めのほうがいいかも。など思っている可能性もあるし、
先に、Zさんの明日の、家を出発する時間と、新幹線の発着時間を伝えたことにより、X君が「10時半に何駅に着くなら、11時に待ち合わせを変更する?」という流れになる場合もあるので、変更なしで大丈夫ですか?という質問形式にしています。
選択権をX君側に渡すためでもあります。

最後に
「帰りは7時の新幹線に乗ろうと思っているので、もし観光とか一緒にできたら嬉しいです。」
これについては、
今回は遠出してきているので、帰りの新幹線の何駅何時出発、は伝えておくべきなのと、、
Zさんから、X君を誘い、OKをもらい、デートするのだから、次の段階として、私は夜まで一緒にいたいと思っています。ということを伝えなければいけません。

ただし、選択肢は分かりやすく提示しながら、選択権は、Z君に渡すのですから、
「どこどこに行きたいから、連れてってほしいです。」
など、選択肢が1択しかないのはNGですし、
「Z君は、明日は何時まで暇ですか?」
など、選択肢になっていない上、相手が答え難い質問は避けるべきです。

ちなみに、、今回と逆パターンでX君からZさんが誘われている場合は、
「何時頃には家に着いておきたいので、何駅何時発の新幹線に乗ろうと思っています。」
と、書いてもよいと思います。
これは、X君からして、デートプランを考えるにしても、何時までなら一緒にいられるのか?という不確定要素を減らすためでもあります。



ここまでZさんのメールの内容について、解説してきましたが、なぜ②のメールなら、X君は気楽なのか?
一番目にくる絶対的な理由については書いていません。

では、一番目にくる絶対的な理由を書くその前に、、もしも、Zさんの②のメールが、
下記の③だった場合について、どんなふうに印象や感じ方が違うか比べてみていただけたらと思います。

③【明日は家を何時頃に出発して
何駅○時発、何駅○時着の新幹線で行こうと思っています。
予定どおり、11時半にどこどこに待ち合わせで大丈夫ですか?
それから、帰りは、19時くらいまでなら何時でも私は大丈夫です。】


②と③の違いは何か?
それを次回、さらに、解説したいと思います。

恋愛塾 その2

その2
相手に有益な情報を提供する


あなたの現在の状況をパズルとして、相手が持っている(知っている)ピースの欠片から、、、現在のあなたの状況を想像してもらうということではなく、(相手は選択肢も分からないし、選択権もない)
まずは、現在完成している図の状態を提供し、空いているどの部分のピースを埋めるか?を選択してもらう。
(選択肢が分かりやすいし、選択権は相手側にある)

これについて今回は掘り下げて書いてみたいと思います。

注 今回、ピースとは、会話(メール・ライン・対話)という前提で描いています。

例えば、Zさんが日帰りで、遠出してX君と会う約束をしているとします。
Zさんが、遠出して行く側で、X君は迎える側です。
ZさんとX君の関係性はZさんが、モテモテなX君を誘い、OKをもらい、1回目のデート?をすることになった。程度とお考えください。


Zさんから、X君へ、明日のデートの待ち合わせの確認のためメールしました。
【明日、11時半に、どこどこ前で。楽しみにしています。】


さて、、このメールをもらったX君、現在、知っている情報は、おそらくZさんが新幹線に乗って来るだろうということ。11時半に待ち合わせなので、それより前には着いていること。
日帰りで帰ること。Zさんが一人で来ること。
のみです。

X君はこのメールをもらった後、、様々なことを考えました。
(何時に家を出発して、何時の新幹線に乗って、何時にここに着くのか?待ち合わせしてすぐにお昼ご飯は食べられるのか?食べたいものはあるのか?あと、、帰りは何時の新幹線に乗るのか?どこか行ける時間はあるのか?夜ご飯は一緒に食べるつもりなのか?)


他にも、考えを張り巡らせたかもしれないX君からのZさんへの返事は、
【明日は新幹線で来る?あと、どこか行きたい所のリクエストとかある?】

Zさんは、それに返事を返します。
【うん。明日は新幹線です。特にリクエストはないです。】

これに対して、X君の返事は、
【了解。なら、食べたいものとかは?あと、、日帰りって聞いてるけど、帰りは何時の新幹線?】

Zさんの返事は、
【海鮮とか食べてみたい!新幹線は7時です。】

これに対して、X君の返事は、
【おー!海鮮ね!了解。昼ごはんはそれにしよか。待ち合わせしてすぐご飯食べれそう?】




さてさて、、このやり取りはおそらくこんな感じで続くと思われますが、、
Zさんは、X君に任せていれば、スムーズに事が運んでとても心地がよいかもしれません。
反転して、X君は、Zさんからの情報があまりにも不確定要素が多すぎて、何回もやり取りをするため、時間も労力も使う必要があり、面倒だし、すでに気疲れしている可能性があります。
(X君のしんどさをZさんは、全く気づいていない。というところが致命的です。)


気遣い上手なこともありX君はモテるのです。
何回かメールのやり取りを終えた後は、、
Zさんは、今日の段階で、明日、新幹線に乗って、待ち合わせ場所へ向かったら、昼ごはんは海鮮を食べた後、楽しそうな場所に連れていってくれ、X君は帰りの新幹線に乗るまで一緒にいてくれることまでが固まり、何の不安もなく、待ち合わせ場所へ向かえばよいだけになっていることが予測されます。




さて、、Zさんが、毎回、毎場面で、これを続けた場合、自分では、何が悪いのか?訳も分からず、Zさんへの対応に疲れ果てたX君にフラレる。という未来がそう遠くない可能性があります。



では、、
どうすれば、X君の気疲れ、しんどさを減らすことができ、もっと一緒にいたいと思ってもらえるのか?


まずは、、Zさんは、相手側が、あれやこれやと考えを張り巡らせ、疲れ果てなくてよい(疲れを減らせる)情報提供をする必要があります。

①【明日、11時半に。どこどこ前で。楽しみにしています。】
↓↓↓

②【明日は、家を朝の○時くらいに出発して、
何駅○時発、何駅○時着の新幹線で向かおうと思っています。
明日は予定通り、11時半、どこどこ前で大丈夫ですか?
帰りは何駅19時発にしようと思っているので、もし、一緒に観光とかできたらうれしいです。】


Zさんのメールについての説明は省きますが、これならX君は、、あれやこれやと、足りないピースを探して考えを張り巡らせる範囲と量が少なくてすむ上、選択権は自分側にあります。



次に、せっかくなので、、視点を変えて、この②に対してのX君からの返信があったとしたら、を考えてみたいと思います。

『朝出発が早いから、待ち合わせたらすぐ昼飯にしよか。苦手なもんとかある?
帰りが何駅○時発の新幹線なら、どこどことか行ってみる?他に行きたい場所があるならそこでもええし。
その後、夕方早めの時間から飲むのもありかなー。』

こんな感じになるのではないでしょうか?
注目すべきは、、
X君はここでも、Zさんの不安や、不確定要素を全て取り除いてくれていることです。

軽く書いたメールのように思えるかもしれませんが、
もしも、これが
【了解です!観光で行きたい場所考えといてね!】
のような返事だった場合、




これをもらった(行く側だった場合の)Zさんは、
何時くらいまで一緒にいられるのか?夜ご飯はどうするのか?X君は車で来るのか?どのあたりまでなら、時間内に観光できるのか?等々、、

当日まで、不安、不確定さを抱えたまま、行くことになってしまいます。。。



さて、いま、これを読みながら、Zさんと自分を重ねて、天を仰いだあなたは、実は、
この瞬間から、X君を目指すことが可能な人だということにお気づきでしょうか?

恋愛塾は、現在できているかどうかのチェックのためではなく、
今後、いかに自分をピカピカに磨いていけるか?
を目指して書いています。



相手に必要な自分の情報を渡し、選択権は相手側にあること。
相手側の不安、不確定要素を除くこと。

さらに、、
相手の面倒をできる限り減らすこと。

ピカピカに磨いて、あなたも X君を目指してみませんか?


毎回となりますが、、全ての関係性に応用が可能です。

次回は、Zさんのメールについて、詳しく解説をしたいと思っています。