新入社員

問い合わせや注文したいものがあり、ある会社に電話をすると受話器の向こうから、こちらとしては予測もしていない
『はいっ！新入社員の○○○でございますっ！！』と
少々緊張した声で元気よく響いてくる時がある。

その瞬間、新入社員○○○君(さん)のすべての言動と行動を許し、受け入れる態勢が自分の中に出来上がる。
通常の２、3倍の時間を待たされても大人しく待つし、とんちんかんな受け答えにも、ちゃんと最後まで付き合う。

新入社員の○○○君(さん)だから、優しい気持ちになれるし、頑張っている姿を応援したくなる。

自分の新入社員時代のほろ苦い思い出と、○○○君(さん)との擦り合わせは、比較的簡単な気がする。

数ヵ月後？数年後？数十年後？
の擦り合わせはとても難しい

追記
擦り合わせとは、相手の環境、状況、対話、人間関係、文脈等から発生しているであろう感情を自分の中に浮かび上がらすこと。

(社会人経験ゼロ。入社して研修を受けたといっても商品知識もままならず、頭がほとんど回っていないところに、電話が鳴り、横に教育係担当の先輩が目を光らせている中、
何度も何度も練習したはずのフレーズを、ついに本番で発声する第一回目、、、)

経験がないとしても、繊細に擦り合わせができると
ちょっとドキドキしてしまう。