隙間風
もしも、ここにブロックが2つあるとする。
ブロックの形が2つとも四角だと、大きさが多少違ったとしても、並べた際に、2つのブロックはピッタリと密着する。
では、片方のブロックが一部分だけ欠けているとする。
これは、2つのブロックを並べた際に、問題はないだろうけれど、欠けている部分から、いつも隙間風が通り抜けていることになる。
でも、、もしも、もう片方が一部分だけ、出っ張ったブロックだったら??
欠けているブロックと、出っ張ったブロックの組み合わせだと、隙間風は吹かない。
ブロックの形で話を進めてみたけれど、、人間にもこの目に見えない形?があり、恋愛関係などは、この隙間風が吹かないように、、正反対の形をした(正反対だからこそ)相手に惹かれる(と思っている。)
この『正反対』だから惹かれるというフレーズ?は、よく見たり聞いたりするので、違和感はあまりないかもしれない。
しかし、簡単には理解できないからこそ惹かれるということは、、、良かれと思ってしたことが全く逆の意味で伝わってしまったり、無理をして頑張っているのに、相手にとっては簡単にできる事だったりするので、、満足しあえない。というようなことが起こったりする。
例えば、、女性Aが、おおよそ、、理性的、抑圧的、意識的な人。男性Bが、おおよそ、、本能的、感情的、物質的な人。だったとする。
(ややこしいので、女性Aのことを、Aさん。男性Bのことを、B君と、表記させていただく。)
想像どおり
Aさんからの愛情表現の多くは理性的であり、抑圧的で、意識的(精神的)なものを重要視し、B君からの愛情表現の多くは本能的であり、感情的で、物質的(肉体的)なものを重要視する。。
逆を返せば、Aさんは愛情を本能のままに、感情的に、物質的なもので表現することは苦手だということになるし、B君は愛情を理性的に考え、理論的に、意識、精神的なもので表現することが苦手だということになる。
さらにさらに、踏み込むと、自分が苦手だということは、Aさんは、B君からの愛情表現を正確には?受け取れないし、B君はAさんからの愛情表現を正確には?受け取れないということも起こる。(真意を汲みとれない可能性がある)
二人の関係がうまくいっている場合は、、お互いの愛情表現を素直に喜べているということで、真意は分からないまでも、誤解は少ないかもしれない。
しかし、お互いが?もしくは、片方が?疑いや、不安を抱いたら、、、愛情を確認したくなり、相手に、それぞれの自分が求めるものを期待する。
このとき、相手は、自分の愛情表現で精一杯応えようとする。
けれど、、正反対の二人であるが故に伝わらない、、。
詰まるところ、Aさんは、B君の本能だけで行動している(ように感じる)ことが理解できないので、理性(頭)で納得できる説明を聞きたいし、その上で精神的な満足を求めていて、B君はAさんの理論的な説明などはある意味どうでもよく、心に突き刺さってくる気持ち(感情)を聞きたいのであり、目に見える形での(物質的、肉体的)満足を求めている。
Aさんは
B君に
自分が納得できる
100万個の理由を
100万回求めていて
B君には
理由は必要ない。
Aさんの心の声を
1度だけ聞きたい
Aさんが、行動するとき、それをするだけの理由があり、B君の行動には、理由などない。そうしたいからする。
Aさんは感情を理性で制して、B君は理性より感情を優先する。
そのため、、
Aさんは、B君の、突発的、本能的で何も考えていない(ように感じる)言葉や、行動に、無責任で軽い扱いを受けている気分になる。
B君は、Aさんの、理性的な言葉や行動からは、自分に対して何の感情も感じとれない(ように感じる)ため、バカにされているような気分になる。
本当は精一杯、お互いを思っているのに、、こんなことが起こっている(かもしれない)。。。
あなたの隙間風を埋められる相手は?
あなたの好きになる人はどんな人なのか?
あなたに何を求めているか?
それを知るためには、
まず自分自身を知ることが必要になる。。。