mahoutukaikunのブログ

対話、コミュニケーション、思考について研究中のみかんです。研究のきっかけとなったカルマの法則やカルマタロットの紹介もさせていただいています。 何気ないある日だったり、感じたことだったりを、気ままに更新できたらと思っています。 日常の呟きの中で、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。 どうぞよろしくお願いいたします。

野生王国

今回は少し、視点を変えて、野生王国を舞台に話を進めます。

野生王国のなかでも、今日は、
狩りが得意で心優しいイケメンチーター君。
母親からはぐれてしまい一人で草原に放り出されたまだ幼い山猫ちゃん。
この2頭の動物と、
さらに、
野生王国に生息する動物たちについての観察日誌を趣味で書いているC君。

この3人?を登場人物として、、それぞれの前提が違うことによって、ズレ?が起こっていることに注目しながら、読んでみてほしいと思います。

始めに、、、
チーター君と山猫ちゃんの関係は、
母親と離れて、狩りも満足にできない幼い山猫ちゃんが、敵から襲われてしまい、、それを遠くから眺めていたチーター君が見かねて守ってあげたことがきっかけで山猫ちゃんはチーター君が大好き。
現在も、チーター君は、幼い山猫ちゃんを気にかけ、たまにご飯を分けてあげたりしている。
ような感じだと想像してください。

チーター君は幼い山猫ちゃんに、ご飯を分けてあげながら、野生王国で生き抜くための知識や知恵も教えてあげています。

また、チーター君の拠点(家)は、山猫ちゃんが拠点(家)にしている洞穴がある場所からは、幼く小さいため、越えられない川の向こう岸にあるので、山猫ちゃんがチーター君に好きに会いに行ったりはできない。
という環境です。





それでは例え話を始めます。

C君のある日の日誌を抜粋しました。
↓↓↓

○月○日

足の速さを十分に発揮し、大きな獲物を仕留めたチーター君をたまたま目撃することができた。
さすがに狙う獲物も大物だ!
最高にスマート?クール?な狩りだった!
そのあと、チーター君は、他の動物からの横取りを防ぐためか?そのまま直ぐには食べずに仕留めた獲物を木の上に運んだ。

そして、一旦チーター君はその場所を離れた。

そのチーター君が獲物を運んだ木の周りを、注意深く観察していると、しばらくして、木の上で、なにかがチラチラ動いて見える。

、、、と思ったら、山猫ちゃんがチーターの獲物をつまみ食い?しているらしかった。
しかし、戻ってくるチーター君を警戒してからか?山猫ちゃんは、ほんの少し食べてすぐに姿が見えなくなった。

夜になって、元の場所に戻ってきた、チーター君の様子が少しだけおかしい。他の動物が、自分の獲物を食べた跡が残されているのを発見したからかもしれない。。。
注意深く、獲物の状態を確認していた。

その日を境に、このあたり一帯であのチーター君が狩りをしているのを見かけなくなった。
獲物を横取りされそうになったのが原因か?
拠点を移したのかもしれない。



さて。次に、この日の出来事をチーター君の視点に変更します。
↓↓↓
(チーター君の発生感情として読んでください。)

今日の狩りは大成功だ!
無理して頑張った甲斐があった!
これなら、お腹いっぱいになる!
山猫ちゃんも喜んで食べるだろうなー。
(獲物を木まで運んで)
ここ。ここ。この木は、この辺りでも登りにくいから、滅多に誰も近寄らないし、山猫ちゃんも安全だ。。。
(一旦離れる)

(戻ってくる)

あれ!?!?
ほとんど食べてない、、、。
他の動物に襲われたのかな!?
いや、でも、それなら、このご飯がこのまま残ってるわけないし、、。
いや、待てよ。。これ山猫ちゃんあんまり好きじゃないのかな?

、、、、、?

なんだよ、、、。
大喜びして、いっぱい食べると思って、大物の狩りにチャレンジしたのに、、。

頑張った甲斐がないなぁ、、、。

何が気に入らなかったのかな、、?

(そのあと、、
チーター君、ライオンの群れに遭遇し、ご飯を死守しようとして襲われ、深傷を負ってしまい、現在は自由に動けない)


次に、この日の出来事を山猫ちゃんの視点に変更します。。
↓↓↓
(山猫ちゃんの発生感情として読んでください。)

(木陰からひっそりとチーター君が狩りに出掛けるのを眺めながら)
わぁー!今日もカッコいい!
また、ご飯分けてくれるかなー??
あの木に後から行ってみよう。。。
(しばらくして、木に向かい)
わあ!!いっぱいある!
でも、、、好きなだけ食べていいのかなー?
あんまりガツガツ食べたら、チーター君の食べる分が少なくなるし、、怒らしたら嫌だしな、、。
また、分けてもらいたいし、敢えてちょっとで我満しとこうかな、、。
(すぐに退散)

(その日を境に、ご飯を分けてくれるどころか、チーター君の姿さえ見かけることができなくなった山猫ちゃん。
何が理由なのか、さっぱり分からず、途方に暮れ続ける)



さてさて、、、この例え話を
少し、整理します。

C君の前提では
チーター君と山猫ちゃんが知り合いとは知らず、チーター君が木の上に隠した獲物を、山猫ちゃんがつまみ食いし、後からその場所に戻ったチーター君が、他の動物が獲物を横取りをしようとした形跡を見つけて、危機感を感じ、それを機に拠点を移したかもしれない。となっていて、、

チーター君の前提では
チーター君は幼い山猫ちゃんが可愛くもあり、山猫ちゃんが、大喜びすると思って、大物の狩りを決行し、(自分だけならもう少し楽に狩れる獲物を狙う。)
成功したので、他の動物に見つかりにくい打ち合わせしていた木の上にご飯を隠し、一旦離れ、どのくらい喜んで食べたかを楽しみに、元の場所に戻ったら、ほとんど口をつけておらず、、訳が分からない状況に陥り、
さらに、そのあと、遭遇したライオンの群れから、ご飯を何がなんでも守ろうとして、深傷を負い、自由が効かず、現在、家で必死の回復中?となっていて、、


山猫ちゃんの前提では
チーター君は憧れの存在で、狩りの名手。
大きなご飯が手に入ったときは、分けてくれる優しくて、男前な存在で、この日、お腹いっぱいになるほどの大きくて美味しいご飯が打ち合わせの場所に置いてあったけれど、、滅多に食べられないご馳走を、一人でガツガツ食べて、チーター君に嫌われたら嫌なので(敢えて)少しだけ食べて後は我満。
それにも関わらず、その日を境に、何の前触れもなく、チーター君の姿さえ見ることができなくなり、かといって、川を越えることができないので、家まで様子を見に行くこともできず、、チーター君の突然の冷たさに、ショックでもあり、腹立たしくもあり、、それに加え一人でこれからどうしたらいいのか、、不安でたまらない日々が続いている。


ということになっています。



このズレまくっているそれぞれの前提が、それぞれの事実であるということに注目してほしいのです。

このような前提のズレが、私たちの世界の観察日誌でも当たり前に起こっていて、
そして、そこから様々な問題が起こっています。

今回は野生王国を舞台に、大きな獲物をチーター君が幼い山猫ちゃんに分けてあげるというイベントと、チーター君がケガをして自由に動けないというイベントを題目にしていますが、

男性が女性に、喜ばせたくて無理して頑張った行為(や、プレゼント)に置き換えたり、いきなり男性から連絡がとれなくなってしまった理由(仕事で何かしらのトラブルを抱えたため、、?)に置き換えたりして、再度、上の前提のズレを読んでみると思い当たることもあるかもしれません。


この前提のズレを、分かりやすく気づかせてくれるのがカルマタロットだと言えます。

そのため、前提を明確にして、誰の視点でカードを引くか?がとても重要になってきます。



次回は、実際にどんな具合でカードが現れるのか?
ということを書いてみたいと思っています。