高校時代、私が所属していた運動部(球技)の特徴は
「走って点数を稼ぐ」
でした。
そして、文字通り、
チームは「速攻」を看板商品としていました。
「速攻」とは、
スタートダッシュで飛び出したと思ったら、加速しながら早いパス回しで、敵陣営まであっという間にボールを運び、ゴールまで決めるという、スピード感溢れるダイナミックな技です。
(相手の虚を突くため、決定率も高めです。)
上記の説明文からは、
「使える人が限られている非常に高度な技」
のようにも思えますが、
実は、、ある程度の練習を積みさえすれば、誰でもそれなりの上達が期待できる、優れた攻撃技です。
しかしながら、
全国大会まで進んでも、
試合中に、速攻を多用しているチームはほとんどなかった記憶があります。
(全国大会レベルまでいくと非常に上手い速攻を使えるチームも存在しますが、試合中、多用はしてなかったということです。)
速攻は
①1回の使用でもひどく体力を消耗する。
②チーム全体で敵陣営まで攻め入るため、防御の面で不安要素が残る。
という大きな弱点を持っています。
短時間で得点に繋がりやすいとは言え、敵を倒すよりも先に、自らが倒れる危険と背中合わわせな技であるため、使用箇所や、頻度には慎重にならざるを得なかったのでしょう。
では、、そんな中、我がチームが、トーナメントを勝ち進む上で、毎試合速攻を連続で使い続けられていた理由はなぜだったのか?
(弱点を無力化できていたのはなぜなのか?)
答えは
「弱点を補えるスタミナを十分に備えていたから」
シンプルにこれになります。
ただし、どれほどの時間や、労力をそのために費やしたか、
その時間がどのようなものだったかを、語ることはシンプルではありませんが。。
さて、、物事には、成果が出やすいものと、出にくいものがあります。
先ほど、
速攻とは、ある程度の練習を積みさえすれば、誰でもそれなりに上達(成果)が期待できます。
と、書きましたが、
当然ながら、それほど簡単なことではありません。
ただし、
スタミナ練習に比べた場合は、
はるかに短期間で、目に見えて成果が出やすい(形だけでも真似しやすい)という理由で、そのように表現させていただきました。
裏を返せば、ちょっとやそっとで、身に付くはずもないのが、スタミナということになります。
(ここで言うスタミナとは、単に持久力のみならず、筋力、耐久力、回復力などを含む強靭な身体、精神を指します。)
物事のシステム、仕組みは
裏面(基礎、土台部分)によって大きく仕上がりが左右されるものです。
表面(おもてめん)が、
スター性があり、
華やかで、
カッコよく、
スピード感があり、
洒落ていて、
目に見えやすい、
評価されやすい。
など、、多くの人が望み、憧れるような
内容であれば、
その裏面(うらめん)は、
地道で、
泥臭く、
孤独で、
遅々として、
人知れず、
理不尽な、
面白くもない繰り返し、
など、できれば避けて通りたいような、、表面とは対照的な内容が支えているものだと私は考えます。
表面上は、いわゆる
「マニュアル」
などの知識として学んだり、
形を真似たり、手順どおりにやってみることがおおよそ可能かもしれませんが、
裏面は、答えが(解決方法、やり方)が解ったところで、あまりにも多くの時間が必要だったり、実行に移すことが困難であることも多々ある。ということが多い気がします。
裏面とは、
「下積み時代」
でもあるのではないでしょうか。
できれば避けて通りたい道ではありますが、
あなたの家(住居)も、地面にポンッと、建物が置かれているのではなく、地下の基礎がしっかり、上段を支えているから、成り立っているように、
大きく、立派なウワモノには、
それを支えるだけの、土台、基礎が絶対条件です。
もしも、
あなたが希少な知識や手順を知っていたとしても、
実際に
使えるか?
使いこなせるか?
使い続けることができるか?
は表面の強化だけでは足りない。ということでもあると思います。
あなたが望むシステムの
裏面には、何が必要か??
自分に足りていないものは何なのか?
何を手放すべきか?
考えていただけましたら幸いです。
本日は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
おまけ
私の高校時代、所属していた部は、国体指定選手団だったこともあり、優秀な先輩方が揃っていました。
とはいうものの、ユニフォームの数は限られています。
全国でもトップクラスのセットプレー(速攻とは逆で、止まった状態でプレーするもの)が使える先輩でさえ、ベンチ入りがやっと、、というケースも度々ありました。
なぜならば、チームが求める条件が下記の2つだったからです。
「走って点数を稼げる」
「無尽蔵のスタミナ」
上記のように、
もしも、あなたが優れた価値をお持ちの場合でも
相手や、環境や、状況によっては、残念ながら、その価値がそれほどプラスにならない場合があります。
方向性はズレていないか?
それを見極めることも、一つの重要なポイントと思われます。