mahoutukaikunのブログ

対話、コミュニケーション、思考について研究中のみかんです。研究のきっかけとなったカルマの法則やカルマタロットの紹介もさせていただいています。 何気ないある日だったり、感じたことだったりを、気ままに更新できたらと思っています。 日常の呟きの中で、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。 どうぞよろしくお願いいたします。

不戦勝

数年前のアカデミー賞の中継をテレビで偶然観たことがある。
女優さん達の胸元でこれでもか!という輝きを放つ、存在感たっぷりのダイヤモンドは宝石の王様と言われるだけの説得力が十分にあった。

そこに、、
ある女優さんが、
漆黒のドレスにしっかりと空いた胸元には潔くジュエリー無し。
その代わりに?両耳に動く度に揺れる大きなエメラルドのピアス?を身に付けてゆったりと歩きながら、レッドカーペットに登場してきた。

圧巻だった。

(想像でしかないけれど)あのレッドカーペットで美しく着飾った女優さんの誰もが
やられた!!
と間違いなく思ったに違いない(はず)


ただ、、、他の女優さんがエメラルドを身に付けて登場した場合もこうであったかというと疑問符が付く。

それ相応の地位を確立している、自信と貫禄たっぷりなその女優さんが身に付けているからこそ、あの日、エメラルドはダイヤの輝きをも凌ぎ、エメラルドの存在感があってこそ、あの女優さんは他の女優さんを圧倒できた(のだと思う。)

さすがと言うべきか、、他のパーティーならいざ知らず、ここ一番、アカデミー賞のあの場所にエメラルドを、敢えて、選択してきたのがなんとも憎らしい。

かといって、数多くある他の宝石をエメラルドと同じ揺れる大きなピアスにして、登場シーンを反芻してみたところで、ああもカッコよく決まらない。
エメラルドも選ばれし唯一の石だったとも言える。


妄想に突入して、、
もしも、自分がハリウッド女優だとしてアカデミー賞にも出席していたとする。
その後、おそらくは公式の場所でエメラルドをジュエリーとして身に付けることを躊躇してしまう。
大物女優であればあるほど、
あの登場シーンに負けることが許されない。

エメラルドを付けてイマイチ決まらないなどもってのほかだし、エメラルドの輝きに自分が霞んでは本末転倒。

むろん負けっぱなしは許されない。

さぁ、、どうしよう、、、。